ナス援農または四ヶ月経過の雑感
町田市で作曲家やってるTomです。プロの農家で、ナスしゅうかくてつだい。
研修農園でも、重点作物としてたずさわってきた。
「ナスにハズレなし」というほど、花さえ咲いたら、こっちのもん。
ドンドンしゅうかくできるからと、われわれは整枝よりも、花に期待して、かなりボーボー。
*
ところが、プロの農家では。
整然と、幾何学的に整理された枝に、きれいな実がいくつもブラ下がってるじゃありませんか。
畝ごとの株の状態も、ほぼ均一。あたかも、よく手のはいった工場みた。
エダマメしゅうかくでみたやうに、生育不良は、それまでの努力を無にする。
農業研究者の神門善久(1962-)は、生育不良について、つぎのようにまとめている。
農業者の最大の役割はいかにして生育不良を防ぐかにある。(中略)家畜も作物も、生物の宿命としてつねに生育不良の可能性と背中合わせだ(神門 2022:60)。
*
おみやにいただいたナス1キロを、アラブ料理متبّل(=ムタッバル)にしつつ、むだなくつかいきろうと。
ナス一本のむかふがわ。
神門善久『日本農業改革論──悲しきユートピア』(2022年、ミネルヴァ書房)
研修農園でも、重点作物としてたずさわってきた。
「ナスにハズレなし」というほど、花さえ咲いたら、こっちのもん。
ドンドンしゅうかくできるからと、われわれは整枝よりも、花に期待して、かなりボーボー。
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ところが、プロの農家では。
整然と、幾何学的に整理された枝に、きれいな実がいくつもブラ下がってるじゃありませんか。
畝ごとの株の状態も、ほぼ均一。あたかも、よく手のはいった工場みた。
エダマメしゅうかくでみたやうに、生育不良は、それまでの努力を無にする。
農業研究者の神門善久(1962-)は、生育不良について、つぎのようにまとめている。
農業者の最大の役割はいかにして生育不良を防ぐかにある。(中略)家畜も作物も、生物の宿命としてつねに生育不良の可能性と背中合わせだ(神門 2022:60)。
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おみやにいただいたナス1キロを、アラブ料理متبّل(=ムタッバル)にしつつ、むだなくつかいきろうと。
ナス一本のむかふがわ。
神門善久『日本農業改革論──悲しきユートピア』(2022年、ミネルヴァ書房)
タグ :しょくぶつ
2022年08月06日 Posted by Tom Motsuzai at 08:00 │Comments(0)
エダマメしゅうかく
町田市で作曲家やってるTomです。いよいよそのときが。
徒歩ゼロ分農地でまいた、エダマメ。
はじめてにしては、おもいのほか盛大に生育不良。
不可品質が、ようやっと、30グラム強。ひとにぎりにもならない。
JAでコンサルティング。水やりのじかんが、適切でなかったのではと。
あつくなるまえ、明け方であるべきであった…。
*
はやすぎる梅雨明け、異常なほどの高温。みんな、生育に影響する。
それにくらべて、箱入りパキラののびぐあいときたら。
徒歩ゼロ分農地でまいた、エダマメ。
はじめてにしては、おもいのほか盛大に生育不良。
不可品質が、ようやっと、30グラム強。ひとにぎりにもならない。
JAでコンサルティング。水やりのじかんが、適切でなかったのではと。
あつくなるまえ、明け方であるべきであった…。
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はやすぎる梅雨明け、異常なほどの高温。みんな、生育に影響する。
それにくらべて、箱入りパキラののびぐあいときたら。
タグ :しょくぶつ
2022年08月05日 Posted by Tom Motsuzai at 11:00 │Comments(0)
作曲を学ぶ&楽しむ会のお知らせ
町田市で作曲家やってるTomです。毎月開催、作曲を学ぶ&楽しむ会のおしらせ。
第28回。しめきりは8月31日。
https://sakkyoku.ensemble.fan/correction-28/
2小節の旋律課題を出します。それを利用して、16小節ていどの小品にまとめてくらはい。編成は自由。
今回の旋律は、ド長調、4分の4拍子。
メロディを8小節にかきのばして、かんたんな伴奏をつけたていどでもオーケイ。
*
今回の2小節モチーフは、2拍、2拍、4拍に分節できる。
最初の2拍ずつは、ほぼ同型のくりかえし。これを、a+aとしよう。
つぎの4拍は、a+aに匹敵する長さの、ひとまとまり。これを、bとしよう。
全体は、a+a+b。比率は、1:1:2。
これをバール形式(=bar form)といふ。
たとえば、オカリナ四重奏アレンジ:行進曲、冒頭の楽節。
金管楽器を中心とした、2小節のファンファーレが、2回(=a+a)。
つづいて、対照的に弾むような弦楽合奏が、4小節(=b)。
全体は、a+a+b。比率は、1:1:2。
そこには、まとまりと、段落感がある──曲はまだ、はじまったばかりなのに。
*
応募作品に、寸評つけます。そのあとZOOMを使った質問会を、任意参加で開催(別料金)。
あそびのつもりで、まずはじめてみよう。
第28回。しめきりは8月31日。
https://sakkyoku.ensemble.fan/correction-28/
2小節の旋律課題を出します。それを利用して、16小節ていどの小品にまとめてくらはい。編成は自由。
今回の旋律は、ド長調、4分の4拍子。
メロディを8小節にかきのばして、かんたんな伴奏をつけたていどでもオーケイ。
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今回の2小節モチーフは、2拍、2拍、4拍に分節できる。
最初の2拍ずつは、ほぼ同型のくりかえし。これを、a+aとしよう。
つぎの4拍は、a+aに匹敵する長さの、ひとまとまり。これを、bとしよう。
全体は、a+a+b。比率は、1:1:2。
これをバール形式(=bar form)といふ。
たとえば、オカリナ四重奏アレンジ:行進曲、冒頭の楽節。
金管楽器を中心とした、2小節のファンファーレが、2回(=a+a)。
つづいて、対照的に弾むような弦楽合奏が、4小節(=b)。
全体は、a+a+b。比率は、1:1:2。
そこには、まとまりと、段落感がある──曲はまだ、はじまったばかりなのに。
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応募作品に、寸評つけます。そのあとZOOMを使った質問会を、任意参加で開催(別料金)。
あそびのつもりで、まずはじめてみよう。