音楽に明け暮れる日々とパキラ

町田市で作曲家やってるTomです。

オイラが音楽アシスタントを務めた、劇団文化座公演『ビルマの竪琴』が、配信公開されます。

https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=61112&

このブログが公開される頃には、配信チケットが購入可能になっているであろう。劇場で観劇後、ふたたび自宅で見られるよろこび。



なにより前回の投稿『ビルマの竪琴』または音楽の勝利でおはなしした内容を、実際に全国どこからでも、ご覧いただけるようになった。

有観客で公演後、期間をさだめた配信視聴という流れは、今後続くのではないかしら。

というのも、今回母親も観劇する予定だった。しかし緊急事態宣言直前、あえなくキャンセル。

だから、たとえば健康問題で足をはこべない方々にも、観劇の機会を提供する。

ひるがえってオイラが観劇した23日午後公演も、カメラ収録されておりました。配信では、どの公演を採用するのでしょう。

ちなみに、読売新聞に劇評が出ておりました。きわめて好意的なもの。  

町田市で作曲家やってるTomです。

トーキョーへの緊急事態宣言で、原則無観客公演が、奇しくも公演最終日の4月25日に求められることになった、劇団文化座の公演『ビルマの竪琴』（つまり、今日まで）。



ビルマの楽器で、持ち運びできる小型ハープ、サウン。現地で見よう見まねで製作、練習しているうちに、それまで音楽とは無縁だった水島上等兵は、メキメキと音楽の才を開花していく。

音楽学校出身の西本隊長の下、慰安のみならず士気・規律の維持としても機能していた、部隊での合唱を伴奏するのみならず、彼の竪琴がなければ歌う気がしないとまでいわせる。

さらには西本隊長の懇切な音楽教授（←たぶん）によって、伴奏の音楽内容をみずから工夫するまでに、音楽の知識と実践を深めていた──そんな「うたう部隊」のおはなし。

この合唱、役者が舞台上で実際に歌ってます。埴生の宿、からたちの花など、耳慣れたメロディばかり。ミュージカルではないけれど、音楽の比重が高い。そこには、めにみえないちがい：リズムでとりあげたメロディ、『故郷の空』も出てくる。メロディの付点は、もちろん、甘い付点でうたわれてます。

お芝居の流れから、合唱だけを独立して聴こうとすると、それはあたかも、かれらによる合唱の発表であるかのようだ。コンサート？たしかに。23日午後公演では、ある曲の歌唱後、客席から拍手がわき起こっていた。それくらい充実した男声3部合唱が、舞台で、めのまえでうたわれている。その感銘。

選曲は舞台の流れと密接に結びつく一方、その楽曲がこれまでのわれわれの生活を彩ってきた記憶が、同時に呼び起こされる。つまり、音楽がわれわれの慰安となっていた日々が、めのまえの歌唱によって喚起されるということ。音楽−劇−コンサート。

これを通常の半分の客席で鑑賞する、VIP待遇。

いちばんのみものは、水島上等兵役の俳優が、舞台上で実際に弓形ハープを演奏！その伴奏で、部隊が合唱する。ああ、これが本当に、ただ好きで音楽にうちこんだ、その結実なのだと。架空の水島上等兵の現前を、そこにみるのです。  

町田市で作曲家やってるTomです。ひさしぶりの周知。

作曲を学ぶ講座、やってます。

とうとう1年がひとめぐりして、12回目。しめきりは4月30日。

https://sakkyoku.ensemble.fan/

毎回2小節の旋律課題を出します。それを利用して、16小節ていどの小品にまとめるというもの。

今回はヘ長調。どのように料理していただいても、結構です。

編成も自由。チェロとピアノ、ジャズのピアノトリオ、金管三重奏、弦楽四重奏等、木管三重奏など、自由に仕立てた応募作品がこれまで届きました。

応募作品の一覧ページも用意（閲覧は参加者限定）。50曲を超える、学びの宝庫。

https://sakkyoku.ensemble.fan/category/composition/

応募作品に、寸評つけます。そのあとZOOMを使った質問会を、任意参加で開催（別料金）。

あそびのつもりで、まずは書いてみよう。