たまりば

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2020年10月21日

ひきつづき『ラッパ一本玉手箱』

町田市で作曲家やってるTomです。なんか、書き足りない気がする。

折よく、中学からつけてた日記を見返してみたら、、。

「少しHな所もあるけど、同じトランペットプレイヤーとして、男として、人間として共感できる部分がたくさんある。」って書いてるう。

かつてのじぶんは、もはや他者です。きのう『ラッパ一本玉手箱』から引用したことばを、当時の年齢で理解してるわけがない。

「人間として」と言い直しているあたり、日記なのにクローゼットがうかがえるなあ。

カミングアウトは、まずじぶんに対してするもの。
まあ、そのころクローゼットもカミングアウトも、知りもしなかったが。

それともジェンダー中立な表現の、めばえなのかもしれない(ほんと?)。

さらに、「今日は、近藤さんに影響されたから5時間しか眠らないつもり。それでも気分はHIになれるらしい。」

↑オイオイ。ほほえましいよお!

そののち、俺も音楽を専門に修めようとは、つゆほどもかんがえてなかった。  


  • Posted by Tom Motsuzai  at 11:00Comments(0)

    2020年10月20日

    『ラッパ一本玉手箱』

    町田市で作曲家やってるTomです。トランぺッターの近藤等則氏死去の報に接して。

    近藤等則『ラッパ一本玉手箱』(1990年、朝日出版社)

    はじめてじぶんで買った一冊。まだ中学生。

    そのころ、吹奏楽部でトランペットをはじめていた。それで、「ラッパ」とのタイトルを図書館でみかけて、ひかれた(はず)。

    わからないことばのオンパレード。それでもわかるいくつかのことばが、強烈に印象にのこる。それは、アジテートのことばであった。

    「アート・パフォーマンス、しようのない言葉だ。西洋の知の世界もツカレタ世界だ(近藤 1990:33)」。

    折に触れ、いまでもひらく。「狭い日本をますます狭くしているのは日本人自身だ。気持ちだけでも地球のノリになれないのか(近藤 1990:135- 6)」。

    かれの吹くラッパは、音楽のかたちを超え、演奏と生活と実存のすべてが、一体化していくようだ。すると録音は、再現不能な音響現象の記録となり、付されたタイトルも、録音トラックをアイデンティファイするためだけの記号であるかのように、うつる。

    何かにあわせて(ビート、和音、タイミング)吹くわけではなくなる。はじまりも、おわりも、生活における演奏とその役割意識も消滅。はしっこがなくなる感覚。のこるのは、実存と、対話、コミュニケーション。それが「地球を吹く」ではなかったか。

    アートにエールを!東京プロジェクトに採択で、オイラも即興にとりくみ、なにがしかがわかった。

    俺は、構築=Compositionをえらんだな。

    それにしても、トランペットの音色(=ねいろ)には、都会の夜が溶けこんでいる。

    「九〇年代、オレは人間精神復権の時代がやってくることを希望する。一人ひとりが己の生を輝かすためのありかを、真剣に楽しみながら求める時代の来ることを(近藤 1990:164)」。

    それから30年。
    「この国じゃあ我慢と辛抱で総理大臣になれる(近藤 1990:45)」。

    Underground Resistance/ The Illuminator
    https://www.youtube.com/watch?v=BZEUP35oDuI

    宇宙空間へ放たれた、かれの音の、永遠なる拡散をおもって。
    Que En Paz Descanse.  
    タグ :読書雑記


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    2020年10月19日

    自作解説16号目『おふろペンギン』

    町田市で作曲家やってるTomです。そしたら『おふろペンギン』もいっとこう。


    やさしいピアノ作品シリーズ。

    こども向けの作品に、やさしいスウィングがあってもいいのでは。また、アップビートが基本の作品があっても。

    それで左手が弱拍にのみ、ビートをきざむ。
    シンコペーションは、どちらの手にも。

    イントロは2小節。主部はどちらもくりかえして、行ったっぱなしのAB二部形式。

    後半には、装飾音符も登場。これが、ツルッとすべったかんじにきこえる。

    楽譜はこちらからどうぞ。
    https://store.piascore.com/scores/44631  


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    2020年10月18日

    自作解説15号目『こみちをゆけば』

    町田市で作曲家やってるTomです。『こみちをゆけば』。


    やさしいピアノ作品シリーズ。
    ピアノをおしえている友人のこどもと、一緒にちかくを散歩したとき。「ここの木の根っこのとこには巣穴があって」とか、観察してわかったことを次々おしえてくれるのです。

    ふだんのみちでも、ところどころにおもしろいものがころがってる。そんなふうに、淡々とした進行の中に、重音奏法がでてくる。
    この曲は八分音符すら出てこない。白鍵だけで弾ける。音数(おとかず)も最小。

    じぶんだけが知ってるちいさなドラマ。でもきっかけって、そういうものからだったりするんですよね。

    楽譜はこちらからどうぞ。
    https://store.piascore.com/scores/44628  


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    2020年10月17日

    ネット版和声勉強会のお知らせ

    町田市で作曲家やってるTomです。
    月イチ開催、ネット版和声勉強会のお知らせダスー。

    https://okesen.snacle.jp/event_profiles/detail/128

    ピアノ弾いたことある人なら、だれもがとおるブルグミュラーの曲集Op.100。

    この25曲を、毎回1曲ずつ和声分析するクラスです。第3回目。
    今回は25日の日曜日、午後8時から。

    用意するのは、この曲集だけ(筆記用具のぞく)。
    実際に弾ける必要はありません。しかし、譜面ひらけばきっと弾きたくなるであろう。

    コードネームだったらなんとなく分かる、でもコード・プログレッションってなに。
    音楽理論の本ひらいても、後半以降、常人の理解を絶する知的理路を要求されてる気がする。

    そもそも音のうごきをことばで説明するのって、なんかもともと超絶無理があるんじゃない?
    そんな「もっと知りたい」に、着実にこたえます。

    オンラインの特性を活かして、学習をすすめます。
    わからないところを、集中的に解説。もちろん質問コーナーあり。

    1曲ごとの分析だから、参加は単発でもだいじょうぶ。
    継続すると、ブルグミュラーの作曲のクセなんかも、だんだんみえてくる。

    実際の作品を分析していく、強みですな。  
    タグ :勉強会


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    2020年10月16日

    自作解説14号目『氷山の記憶 Memories Of The Iceberg』


    町田市で作曲家やってるTomです。そしたら『氷山の記憶 Memories Of The Iceberg』で涼しくなっとこう。


    音楽で涼しくなったり、あつくなったり。すくない音数(おとかず)で、ゆるやかに氷山の記憶がほどけていくさまがおもいうかんだら最高。
    これはピアノの最高音ドを弾く例。

    氷山がきざむ二酸化炭素濃度の記録は、たしかに地球の記憶ではある。しかし氷山にいどむヒトは、かならずしも歓待されるとはかぎらず。
    https://elpais.com/videos/2020-09-20/un-iceberg-se-hunde-cuando-dos-exploradores-intentaban-escalarlo.html?rel=lom

    氷山にいどみ、あえなく滑落の憂き目にあう研究者。「氷山は危険じゃないよ。だが、悪意から登るとなったら話は別だ」。ふたりとも無事であったようです。

    楽譜はこちらからどうぞ。
    https://store.piascore.com/scores/44649  
    タグ :自作解説


  • Posted by Tom Motsuzai  at 11:00Comments(0)

    2020年10月15日

    和声勉強会のお知らせ

    町田市で作曲家やってるTomです。
    月イチ開催、和声勉強会のお知らせダスー。

    https://okesen.snacle.jp/event_profiles/detail/124

    ピアノ弾いたことある人なら、だれもがとおるブルグミュラーの曲集Op.100。

    この25曲を、毎回1曲ずつ和声分析するクラスです。第5回目。
    用意するのは、この曲集だけ(筆記用具のぞく)。
    実際に弾ける必要はありません。しかし、譜面ひらけばきっと弾きたくなるであろう。

    コードネームだったらなんとなく分かる、でもコード・プログレッションってなに。
    音楽理論の本ひらいても、後半以降、常人の理解を絶する知的理路を要求されてる気がする。

    そもそも音のうごきをことばで説明するのって、なんかもともと超絶無理があるんじゃない?
    そんな「もっと知りたい」に、着実にこたえます。

    少人数で和気あいあい。なんでもききやすい雰囲気です。

    町田駅激エキチカで13時開催。2時間くらい。
    エントリーは、事務局がていねいにサポートしてくれます。

    1曲ごとの分析だから、参加は単発でもだいじょうぶ。
    継続すると、ブルグミュラーの作曲のクセなんかも、だんだんみえてくる。

    実際の作品を分析していく、強みですな。  
    タグ :勉強会


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    2020年10月14日

    自作解説13号目『真夏の猫の夢 A Cat's Dream In A High Summer』


    町田市で作曲家やってるTomです。つぎは『真夏の猫の夢 A Cat's Dream In A High Summer』いこう。


    これは1分以内にやまほどドラマがもりこまれた作品。題名はいわずと知れた、シェイクスピア『真夏の夜の夢』のひっかけ。手に汗にぎるスリルが演出されたらうれしいかぎり。

    しかし猫のみた夢とは──。とあるあつい日、友人と食事にでかけました。けっこう長い時間、楽しくすごしたのち(魔女会議?)。飼い猫がサンルーフに出しっぱなしだったと連絡が。あやうい重体。いまはまたかわらず元気ですが。

    そんな多少責任を感じる、熱中症をなぐさめようと、涼しい音楽を試したりもしたんだが、モノにならず。

    それより、イエネコだけどアフリカに出かけて(←でもどこの)、自分より図体のデカい獲物を狩る夢をみたほうがと、気を取り直して。

    あの事件はもう記憶にとどまるだけ。けど作品にしたら、ずっと残るかな。

    楽譜はこちらからどうぞ。
    https://store.piascore.com/scores/44671  


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    2020年10月13日

    自作解説12号目『アッシリアの踊り Assyrian Dance』

    町田市で作曲家やってるTomです。今回は『アッシリアの踊り Assyrian Dance』かね。


    一つのリズム動機に固執して、ひたすら反復。音高も固定。あたかも石にレリーフを専心して彫刻するかのように。くりかえされるピアノの打鍵との類似。

    アッシリア時代には、リラ2丁とシンバル、枠太鼓の4人が演奏するレリーフがのこされている。しかも髪がなびいているところから、踊りながらの演奏だと推定されている。遠い昔への追想。参考資料は『人間と音楽の歴史 メソポタミア』(音楽之友社)。

    音楽はどうやってのこるのか。録音はまだ140年ていど。なんといっても楽器そのものは、8,000年前でも音楽やってた直接の物証。それと、音楽やってる人々の図像は、音楽がどんな人々によって、どんなところで、だれのために演奏されていたのかを語る、きわめて貴重な資料。ときには演奏方法を教えてもくれる。

    音楽図像学、音楽社会学の知見は、楽譜から音楽をとりだす研究以上のひろい地域・時代の音楽を知らしめる。

    その基本資料が『人間と音楽の歴史』日本語版、全26巻ですね。大判の図版と精通した研究者による解説は、まさしく、もののみかたをかえてくれる。

    原著は世界中の地域を対象に、古代音楽、民族音楽を網羅し、全40巻刊行予定だったが、26巻で刊行ストップ。のこされた空白で大きいのは、古代音楽の中国と、民族音楽の極東アジア。ありがたいことに、どちらもわれわれに近しい地域っすね。

    あと、古代ヨーロッパ、ビザンチンもぜひ刊行してほしかったところ。

    楽譜はこちらからどうぞ。
    https://store.piascore.com/scores/44659  
    タグ :自作解説


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    2020年10月12日

    作家物のはしおき

    町田市で作曲家やってるTomです。秋が好きだから。

    落ち葉をはしおきにしてくださるかたがいるのです。
    STUDIO.ZOK。やきもの。

    http://studio-zok.com/item-ochibahiroi/

    なんていうか、ホンモノにしかみえない。

    GINZA SIXにはいってるCIBONE CASEで、現物をみせてもらった。

    https://ginza6.tokyo/shops/1175

    そのときは3セットみくらべて、いちばんいいとおもったものを。

    それくらい、一つひとつがことなる。もちろん一年中これ。
    作曲につかうシャーペン置きにもしている。  
    タグ :モノ雑記


  • Posted by Tom Motsuzai  at 11:00Comments(0)