たまりば

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年にいちどの買いモノ

町田市で作曲家やってるTomです。モノであって、モノでない。おみくじてふテクスト


硬貨いちまいとひきかえに手にするのは、ちいさな紙片に記されたテクスト=文字列。

ただ、内容をたしかめもせずに買うところが、本や雑誌とはことなる。

空港で、おみやげとしてテキトーにかいこむ紙の束に、ちかい感覚。


しかし、その事前に予測しえないテクストから、深い感銘を受ける(ことも)。

読んだ瞬間、モノスゴイ安堵とともに、目から汗をこぼしたときもある。初涙?


ここで問題になるのは、そのテクストは、だれに宛てられているか。

もじどおり、あてずっぽうにほかならぬ(し、それをのぞむひとが、求める)。

したがって、それから受ける感銘の出所は、じぶんじしんである。


テクストの向こうがわ(や、それとの邂逅)に、超越的主体は想定されない。

予言や助言との認識枠組みを設置し、テクストを解釈する「わたし」てふ主体が、感情の創発点。


したがって、なんらかの始発点からひきおこされる感情内容は、当該人の性格や思考-感情傾向に左右されるといってよい。

年にいちどのおみくじがひきおこしたモノスゴイ感銘も、こちらにそれを期待するこころがまえあってこそ、ときはなたれたのであらふ。


だからこそ、さふいつたテクストの魔力とは、頻度において、てきどなきょりをたもつケーカイ心は、むしろドーブツライク。

それはきっと、このブログの更新頻度とも連関している…  
タグ :モノ雑記


  • 2023年09月28日 Posted by Tom Motsuzai at 11:00Comments(0)