たまりば

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安易な「送料無料」表示

町田市で作曲家やってるTomです。ことばによる買い叩き。

https://digital.asahi.com/articles/ASR8B66V3R8BUTFL00M.html

上掲記事のヒアリングで注目したいのは、「安易に見直しをするべきではない(強調は筆者)」との一言。


以前のブログ送料無料キャンペーンで、わざとつかった、送料無料。

物流のパイセン、サンタクロースでも、送料無料との文言で買い叩かれたら、配達をボイコットしてトーゼン。

こどもたちへのホスピタリティを殺し文句に、典型的なやりがい搾取

しかし彼なら、たった年に1日の労働で済む


物流に365日たずさわる労働者たちは、毎日「送料無料」を目にさせられている

その結果、労働に対する自尊心をパフォーマティヴに毀損しているとの自覚は、ないのだろうか。

企業努力で商品価格を下げている(「見直している」との婉曲表現が用いられているが)といふのなら、重々承知だらふ;タダほど高いものはない

したがって、消費者ではなく、EC事業者こそが物流業を軽くみているのが、今回のヒアリングでアラワになったと、いえる。


無料のサービスなどありえない。

ゼロ円のスマイルを注文する客が、混雑時に100人いたらとかんがえたらよい。

だから、送料無料サービスではない;送料サービスである。  
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  • 2023年08月11日 Posted by Tom Motsuzai at 11:00Comments(0)