たまりば

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ユニバーサル製菓の視点

町田市で作曲家やってるTomです。糖質制限からはじまる、あらたな製菓へのシフト。


2023年11月、黄綬褒章に受勲されたパティシェ、日髙宣博(=ひだかのぶひろ)氏(1961-)。

ちなみに「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」と、ある。

パティスリー ラ・ノブティックさん。

http://www.noboutique.net/

著書の低糖質製菓レシピ集にも掲載されている、チョコレートケーキ。

現在販売しているものは、レシピよりもさらにアップデートされている。

この一切れなら、糖質が3グラム。

もんだいなく、間食とし得る(間食は5グラム以下推奨)。

監修した医師の、山田悟氏は、次のように指摘している。

  1品5g以下の糖質を含むスイーツによって血糖値の上昇がきわめてよく抑えられるということを、私どもの病院では医学的に検証しています(日髙 2013:7)。

で、お味は。

これを毎日いただけるのか!ねむくならずに!


たべたケーキを寸評風にには書かなかったが、ドーラクの製菓歴はかれこれ35年ほど

それでも、もはや、これまでの製菓とはおさらば。

なぜなら、低糖質で、これだけの味が出せるのだから。

低糖質のユニバーサル製菓は、すべてのひとのもの

このさき、どちらを好むか。


そんなわけで、通常一般の製菓(と、その達成)は、選好して、口にしてきている。

デザート食べホーダイビュッフェに、あしをはこんだことも(一晩でケーキ2ケタ…)。

それでもくりかえすが、身体に負担をかけてまで、食べなければならぬものなんてあるだろうか?

問題は、製菓材料と技術、つくりてのセンスと目のよろこび、ではなかった;糖質量。

それをクリアするお菓子が、全国配送の冷凍で手に入る。


とはいえ、材料の制限から、仕立てられないものもおそらく、ある。

だが、食文化は変遷すると、ここで想起しておきたい。

  ルイ14世の時代もボンボンは愛され,そのせいで虫歯に悩んだ人は多かった(日仏料理協会 2000:637).

往時よりさらに、キョーレツな糖質過剰文化をいきるわれわれが悩んでいるのは、虫歯だけでない(はず)。


2023年11月5日。日本糖質制限医療推進協会が主催した、コーエン会。

登壇した医師の清水泰行氏(1967-)が、さいごに掲げたスライド。

You are what you eat.

あなたはあなたが食べたものでできている


参考文献
日仏料理協会編『フランス 食の事典』(2000年、白水社)
日髙宣博『低糖質スイーツ:つくり方のコツ』(2013年、誠文堂新光社)




  • 2023年11月09日 Posted byTom Motsuzai at 11:00 │Comments(0)

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