自作解説36号目『この先工事中 Men At Work』
町田市で作曲家やってるTomです。『この先工事中 Men At Work』いきましょう。
工事現場の胸おどるドカドカ音(←とおりすぎるだけなら)。あれを音楽的に仕立てたもの。
どこからみても工事現場トッカータ。右手と左手がちがう和音を同時に鳴らし、複調のひびきが出てくる。しかし複調のセオリーを立ててしまうと、きいててつまらなくなる(予想されるひびきしか出てこなくなる)。だから、とくにこれといった方策もきめずに、組み立てた。
拍子の変更も頻々。これはノリが伸び縮みする感覚で、とりくんでもらえたら。
とちゅうでアルペジオが出てくるところは、建設途中のビルのイメージ。まだどの階も枠組みだけで、風がとおりぬけるところに立ったら、見晴らしもよく、さぞ気分がよかろうと。
作品の調性的なおちつきどころがなく、上下感覚を規定する重力を、うしなうような感覚が惹起されたら成功。そういう作品なんです。
工事現場トッカータだからと、鬼面人を威すような、いきなりドカドカはじまり、さいごもドカドカくるのは避けたかった。工事現場(と、そこではたらく男たち)を尊重しよう!それで弱くはじまり、さいごもグリッサンドで弱く消えていく。
なんといっても、タイトルの英訳Men At Workがお気に入り。
楽譜はこちらからどうぞ。
https://store.piascore.com/scores/44661
工事現場の胸おどるドカドカ音(←とおりすぎるだけなら)。あれを音楽的に仕立てたもの。
どこからみても工事現場トッカータ。右手と左手がちがう和音を同時に鳴らし、複調のひびきが出てくる。しかし複調のセオリーを立ててしまうと、きいててつまらなくなる(予想されるひびきしか出てこなくなる)。だから、とくにこれといった方策もきめずに、組み立てた。
拍子の変更も頻々。これはノリが伸び縮みする感覚で、とりくんでもらえたら。
とちゅうでアルペジオが出てくるところは、建設途中のビルのイメージ。まだどの階も枠組みだけで、風がとおりぬけるところに立ったら、見晴らしもよく、さぞ気分がよかろうと。
作品の調性的なおちつきどころがなく、上下感覚を規定する重力を、うしなうような感覚が惹起されたら成功。そういう作品なんです。
工事現場トッカータだからと、鬼面人を威すような、いきなりドカドカはじまり、さいごもドカドカくるのは避けたかった。工事現場(と、そこではたらく男たち)を尊重しよう!それで弱くはじまり、さいごもグリッサンドで弱く消えていく。
なんといっても、タイトルの英訳Men At Workがお気に入り。
楽譜はこちらからどうぞ。
https://store.piascore.com/scores/44661