音楽に明け暮れる日々とパキラ

町田市で作曲家やってるTomです。火に油を注いでしまった、悪しき現状維持コメントについて。

2月3日（水）、トーキョー五輪・パラリンピック大会組織委員会会長の、ジェンダー差別発言。

　　女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。

https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202102040000029.html

2月8日（月）、自民党の幹事長が、発言を受けて大量のボランティア辞退をかんがみたコメント。

　　そのようなことですぐやめちゃいましょうとか、

https://www.asahi.com/articles/ASP2872T7P28UTFK020.html

火消しに回りたい意図から、出したのでしょう。ホントは。

ここにあるレトリックは；

　・生涯ついて回るジェンダー差別への抗議
　・一時的なボランティア参加

この2点を秤にかけ、後者を擁護する姿勢です。

その結果；

　・差別の正当化
　・抗議の封殺
　・差別意図の糊塗

によって、status quoが今回も維持されるわけです。

それなら、逆に考えてみよう。

ジェンダー差別の是正は、細かな一つひとつからしか、実現されない。

抗議の意思は、その第一歩です。

行動による表明は、さらなるステップ。

差別意識の是正、ジェンダー平等はそこから結実する、最終目標。

いっしょに歩みをすすめましょう。